何気なく公園を歩いていると
奇妙な形をしたキノコを発見!
大きい!
このキノコ!3年も同じ場所で生えてるじゃない・・
かなり奇妙な光景なんですけど・・
これはいったい!?
【毒キノコ】オオシロカラカサタケ
【オオシロカラカサタケ】
(特徴)
マツタケ目ハラタケ科の毒キノコ。傘は5~20センチ
名前の通り、傘が大きいのが特徴。
白ないしは淡い汚褐色(薄茶色)
食べると1~3時間程で、下痢、嘔吐などの症状があらわれ
さらに発熱、悪寒、頭痛、痙攣などの症状を引き起こす
有毒成分には、マウスに対する致死性が確認されている
土壌が肥えた場所で、日光が当たる場所を好む
公園・草が茂っている場所・芝生
はじめは、卵型で一見可愛いらしい形
柄の長いマッシュルームのようなキノコに
頭に、ぽつぽつと褐色している
3~4日すると、
15cmほどのサイズの、大きな傘を広げていく
白色ですが傷をつけると赤茶色に変色し腐敗臭がします
傘が開くと、一気に胞子をあたりに撒く
(雨の上がった、晴れた次の日に胞子を撒きます)
Q,胞子は吸っても大丈夫?
(毒キノコであっても胞子の量も少なく害はありません、空気中のカビの量の方がよっぽど多く害があるでしょう)
毒キノコ・食用と見間違うと危険!
【季節】
西日本、東海地方で春から秋にかけてみられる
【大量発生の原因】
夏の気温が高くなる【猛暑】と適度な雨が降った【台風】
東南アジや沖縄から様々な流通手段で入り込んだ可能性が高い
地球温暖化で熱帯地方のキノコが日本で育つ環境になったこと
<引用 厚生労働省>
2017年、名古屋市港区でバーベキューに来ていた男性3人が公園に生えていた【オオシロカラカサタケ】を焼いて食べ、吐き気・下痢などの症状を訴えた
<中京TV>
中京テレビNEWS オオシロカラカサタケ
https://www2.ctv.co.jp/news/2018/09/14/22291/
<出典 中京テレビ 厚生労働省>
【食用でプロでも間違えてしまう毒キノコ】
1.ツキヨタケ
2.クサウラベニタケ
3.テングダケ
4.ドクササコ
5.イボテングダケ
6.カキシメジ
7.イッポンシメジ
8.オオシロカラカサタケ
9.オオワライタケ
10.ニガクリタケ
特に9月10月、キノコによる食中毒の患者数が増大する
ので、今後注意が必要ですね!
オオシロカラカサタケによる死亡率は?
毒性の強い毒キノコは少量でも危険
三途の川を渡る手前までの瀕死の状態という人も・・
実際にオオシロカラカサタケを食べて生死を彷徨った人のコメント
食べた人にしか分からない中毒症状がリアルすぎます・・
平成18年~27年にかけて9件、16名の中毒者が出ている
幸いにも現時点では、オオシロカラカサタケでの死亡例は出ていない。
しかし、他の毒キノコ(タマゴダケモドキ、ニセクロハツ)
で、3名の命が奪われていることは胸に留めてもらいたい。
毒キノコを見つけたら
【カエンタケ】
学校の帰り道など、路地裏に潜む毒キノコいるんです!
鶏の足みたいで気持ち悪いですね・・
触ると手がかぶれるので注意、すぐに手を洗う事!
夏から秋にかけて、ブナ、ナラに発生、同じような環境を好む
私達の生活圏に普通に生息する
カエンタケ・オオシロカラカサタケは
身近に生える毒キノコのトップです
天然のものは約5000種類のキノコがあり
その中で死亡事故の繋がる毒キノコは約50種
プロでも判別しづらい毒キノコもあります
・絶対取らない
・口にしない
・人にあげない
これを徹底すれば、死に至ることはありません
見つけてしまったら?
お子さんがいるご家庭の近くでしたら危険です!
子供は、何でも口に入れかねません。
(子供の心のままの大人も危険です!)
キノコの種類は、キノコの傘の裏を見て判断しますが
気持ちが悪いという方は、胞子が飛ぶ前に
抜いてしまって土壌を砂でさら地にしておくといいでしょう
毒キノコだからと言って、食べなければ中毒にはなりません
BBQではしゃいで持ってきた人を見かけたら、注意が必要ですね!
猛暑に続き、大型台風・・
毒キノコの大量発生も危険なニュースですが
環境の変化、天災の恐ろしさを身をもって感じるこの頃・・
日頃の対策が、必須な世の中ですね・・・